お米作り便り

有機農業事業協同組合〒649-6401和歌山県紀の川市重行659-57TEL:0736-78-1835FAX:0736-78-1832E-mail:info@biocoop.jp

東京事務所〒335-0021埼玉県戸田市新曽1913TEL:048-446-0177

ブログ

アイガモロボット見学会 inお米会議 2013年6月27日

今回のお米会議では、岐阜県羽島市にて岐阜県情報技術研究所が関連団体と共同研究しているアイガモロボットの見学をさせて頂きました。
アイガモロボットとは、キャタピラがついて、田んぼを自動走行する新世代の除草機です。現在岐阜技術研究所が主体となって実用化に向けて研究しておられます。

岐阜県の試験場の田んぼについて早々に、アイガモロボットと岐阜県情報技術研究所のスタッフの方々に出迎えて頂きました。岐阜県情報技術研究所のスタッフの方々は今回のアイガモロボットの見学も快く承諾して下さり、とても温かい方々でした。

お米生産者の皆さんも㈱ビオ・マーケットのスタッフもアイガモロボットに興味津々で、動画や写真を撮ったり、走行方法や充電方法等についてたくさん質問しました。
アイガモロボットは田んぼを走行する際にキャタピラで雑草を踏みつけてくれます。また、泥を掻くことで水田を濁らせ、日光による雑草の光合成を妨げてくれます。
有機米の生産者にとって、除草は頭を抱える問題の一つです。除草の手段には、アイガモ農法、紙マルチ除草、チェーン除草や手押し車での除草等いろいろありますが、どれも手間と労力がかかります。
アイガモ農法では、アイガモを飼育しなければならず、飼育しても外敵に襲われるリスクがあります。更に、今年のような干ばつで田んぼに水を引くのが遅れれば、その間に育ったアイガモが水田の未だ育っていない苗を雑草と間違えて食べてしまうこともあります。
紙マルチ除草とは、専用機械で水田に紙マルチを敷き雑草を抑える方法です。紙マルチは2ヶ月位で田んぼに還っていきますが、紙マルチ代とその機械の管理費は還ってくれません。また、紙マルチ自体とても重いので、機械に補充しながら敷き詰めるのは大変な作業です。
チェーン除草や手押し車での除草とは、チェーンのついた器具等を人力押して、田んぼを歩きながら除草する方法です。広い田んぼの中を歩くだけでも大変なのに、器具を引きながら歩くのでとても重労働です。
また、和歌山県ではジャンボタニシによる除草がされている地域がありますが、除草効果がある一方で稲への食害という悪影響もあります。

アイガモロボットは、そんな除草問題に頭を抱える有機米の生産者にとって、実用化されればとても有難いロボットです。まだまだ充電や小回り等の問題があるそうですが、除草の成果は着実に出ているようです。
生産者からはルンバのように軽快に走って欲しいとの要望もありましたが、もしかしたら、そんな日も近いのかも知れません。

<<前へ  次へ>>